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6月23日ラジオ【詩の朗読と共に聴くI LOVE YOU now&forever】

6月23日ラジオ【詩の朗読と共に聴くI LOVE YOU】

・録音

詩の朗読
悲しい気持ち

・JUST A MAN IN LOVE
「恋に落ちたただの男さって意味。」

・”心に咲く花は君の香り”
このフレーズ俺好きなの。我ながらこのフレーズ好き。

・桑田佳祐のデビュー曲

楽しいよ。この曲歌ってると一番。

これはね、僕のね、ちょっとかっこのいい事いいますけど、アナザーデイだと思ってるの。アナザーデイ。わかる奴にはわかるでしょうね。あのポールのデビュー曲なんだけどね。そんな感じで我ながら悦にいる程愛着があります。テッド・ジェンセンのマスタリング音は繊細になって、強くなって、広がって聴こえているでしょうか。」

詩の朗読
MY LITTLE HOMETOWN

「”じゃん”っていうんだよね。あの辺は。」

「茅ヶ崎ってのはねぇーなんだろね、昔はね、今はなんだか知らないんだけど、たまーにいくんだけど、あの道の幅に比べてなんだか建物の高さが高くてね、なんでしょう、オレなんかが子供の頃はもう空が見えてね、自転車で走ってるとね、そんな街でありましたけども。貧乏人も多かったけどね、駅の南口には結構金持ちもいて、そう、あのね、茅ヶ崎館っていう旅館があって、そこであの、かの巨匠小津安二郎が、大船撮影所で撮影が終わったあと定宿にしていてね、そこで台本の打ち合わせ、本を書いたり色々やっていたみたいよ。庭にはエニシダっていう木がうわっててね、それをみながら小津監督が一生懸命朝ご飯を食ってたらしんですけども。」

詩の朗読
現代東京奇譚

詩の朗読
真夜中のダンディー

「この曲は具体的なモデルがいるわけじゃないですが、なんかその男という生き物は、なんてたまに考えるでしょ。まぁ実に馬鹿というか幼いというか、弱いというかね、正義感に乏しいというかね、まさかそういう人物に自分がなるとは昔は思ってなかったんですよね、私も。やがて、なんらかの形で社会に組み込まれていくという、そういうなんか、哀しいというかあるでしょ。そこでねぇなんかね、親父というのがね、自分のお父さんね、親父というのが今思うと実に色んな事をこの俺に教えてくれたなぁなんていう風に思うんですけど。親父の事をね、あんま好きじゃないって思った人は多いと思うんですけど、ほんとに気付くとね、いま親父そのものに自分がそっくりになってきてんだねぇ。えぇ、最近嬉しく思ってるけどオレ。」

詩の朗読
今でも君を愛してる

「よく星なんか眺めたね。アーメンしながら俺も。」

詩の朗読

寝ようとした時に耳元に響いてきて慌ててギターを取りに行って作曲したと記憶しているというメール投稿に対して
「そうだった。なんか明け方だったなぁ。」
「そう、そんなあの、この曲作った時の朝の状況を憶えてますけど、自分の作った曲の中でね、おそらく1番というか、なんというか、どうやってこの曲をね、それから、ほらこう、組み立てていったのか記憶にすら残らないほど、ほんとに俺が作ったのかなと思うような曲でございます。とてもすごい曲だと自分で思ってます。もうこんな曲は作れないんじゃないかなぁという風にまで、あの思ってます。ハラボーがピアノを弾いています。えぇーハラボーがこれピアノを弾いたときにちょっと僕ドキッとしました。えぇ。小倉博和君がベース、ギター。えぇ、それからあの、エレキギターであれやってます、あのいわゆるスチールギターみたいなボトルネック弾いてます。えぇ、本当に重要な曲だなという事で。」

詩の朗読
幸せのラストダンス

所帯という言葉について
「そうでしょ、古臭いけど、まぁ斬新じゃないけど、なんかやっぱり結婚そのものはある意味ほら、古臭いというか、そんなことない?なんか窮屈な穴ぐらのような世界でしょ、そんな側面もない?あるでしょ。所帯という言葉はいいじゃない、ねぇ、なんか当たってる気がするんだよな、恋とかほら、セックスとか、ロマンスどころの話じゃなくて、そういう言葉とは、ほら真逆になんかイメージ、真逆に位置するようなイメージでしょ、ねぇ。わざわざその社会のですね、こう、やるせないちーいさなこう所に、小さな単位にこう、組み込まれていくわけだ。我々男と女は結婚することによってね。」

テッド・ジェンセンさんがね、こマスタリングしてくれたんですけどもねぇ、この幸せのラストダンス随分ねぇ、音が蘇りましてですねぇ、蘇るっていい方おかしいか、とにかくこう、音の広がりとかねぇ、2番のね、歌詞でいうと、”十年後の君も”ここでね、ドンッ、ズッ、ドンッ、ドンッってキックときてリムがカンッ、カンッ、カンッってくる、こういうのがもの凄くグッとでてきてくれてね、うれしーと思ったの。

愛しい人へ捧ぐ歌

「今日かけた曲特に、そうですね現代東京奇譚なんて曲はうーん、もそうですけど、自分の人生にとって、悲しい気持ちもそうですけど、全部そうだけどねぇ、えぇ、大切な曲なんですよ。ツアーがあるんですけども、歌ってみたいなぁという風に思う曲であります。」

2011年2月25日【ミュージックステーション】

2012年6月22日のミュージックステーションに桑田さんが出演しました。その際キーボードが曽我淳一さんだったので、初出演なのでは?とブログに書いたら読者様より2月25にに出演されてますよというご指摘を頂きました。そこで過去の映像を見直してみた所、たしかに銀河の星屑でキーボードを演奏しているのは曽我淳一さんです。恐れ入りました!またなぜかこの日のミュージックステーションのことをブログで記事にしていませんでしたので、一年前以上のテレビ出演ですがメモしておきます。

銀河の星屑

金原千恵子さんがバイオリン、斎藤誠さんがアコースティックギター、角田俊介さんがベース、鎌田清さんがドラム、曽我淳一さんがキーボード、コーラス2名という編成です。

月光の聖者達

翌日のラジオでMステ出演について桑田さんは「黒バックでワンキャメでずぅーと粘って追うのは、あれはテレビだねー!!ものすごい緊張感で、あの演出には本当にしびれたっ!!しかも銀河の星屑では落差つけていただいて。」2011年2月26日【めでたい夜遊び】)と語っています。1年以上経ってこの映像をみても桑田さんがスーツ姿でマイクを持って歌う姿は迫力があります。月光の聖者達を歌い終わったあとaikoさんが本気で感動して泣いている姿は素敵です。

桑田佳祐を総力特集した雑誌【SWITCHI】を買った

総力特集のタイトルは
桑田佳祐クロニクル・愛と刹那の25年史

桑田さんのロングインタビューが凄いです。コアファンなら必読です。

桑田さんの音楽活動で考えていたことや今感じていることが詳しく語られています。

桑田さんが自身の作品や音楽キャリアについて語るのが大好きです。ファンとしても桑田さんの考えている事を受けてさらに作品を深く感じることができると思ってます。これから何度も繰り返し読めるほどのいいインタビュー記事です。

6月22日【ミュージックステーション】

出演者

・KAT-TUN
・少女時代
・前田敦子
・LINKIN PARK

演奏曲

■幸せのラストダンス

桑田さんはアコースティックギターを持って歌う。桑田さんの左側に斎藤誠さん、右側に角田俊介さん、斎藤さんの後にドラムの鎌田清さん、角田さんの後にキーボードの曽我淳一さん。あとコーラスが男女一人づつの2名という編成でした。この曲は1番から2番にいく感じがとてもかっこいいんです。その2番直前のベースがかっこいいんですが、テレビでもその部分で角田さんが演奏するところがカメラでズームされてました。鎌田さんのドラムは相変わらずしなやかでやわらかーい感じでした。幸せのラストダンスはとにかく2番の演奏と歌詞がかっこいいです。1番のサビで盛り上がった感じでドラムもそのまま2番に入っていく感じが1番と違ってメリハリがあるし、曲が短く感じます。

■100万年の幸せ!!

桑田さんは幸せのラストダンスが終わった後、アコギを置いてマイクを持って歌いました。この曲の歌詞テロップを見ながらじっくり聴きました。私の勝手な解釈ですが、この曲は軽快なポップスというオブラードで包んだ劇薬の毒が混入しています。今回の新アルバムの中で一番過激かもしれません。曲調は軽やかなポップスで、イントロが特にそれを感じさせます。

作詞はさくらももこさんで、その歌詞はちびまる子ちゃんのエンディングで使われる生命賛歌みたいな内容とも受け取れますが、“直接的な”内容ではないもののテーマは反原発だと感じました(私個人の勝手で自由な解釈であることを断ります)。100,000年後の安全という放射性廃棄物を10万年地下に閉じ込めて埋蔵するということをテーマにしたドキュメンタリー映画があります。この10万年をさらに超えて100万年にしたのではないかと感じました。また、さくらももこさんの元歌詞はどういう内容はわかりませんが、あらためて歌詞のワードなどを見ていると桑田さんボキャブラリーに非常に近いので、さくらももこさんも作詞するにあたり、あらかじめ桑田さんを意識したんだろうなぁとかも歌詞テロップを見てて感じました。【新しい夜明け】とか【現在も何処で悲しみに宇宙(そら)が嘆く】とか。

100万後の幸せ!!を歌い終わった後に、(お決まりですが)ちびまる子のダンサーのスカートをめくる→マイクを股間に→ちびまる子ダンサーへ立ちバックの体勢という不謹慎なことをしていましたwww立ちバックの後ろ姿は勢いはなく、腰も振っていませんでした。番組の最後で前田さんに会えて嬉しいとコメントしてました。

6月16日ラジオ【ゲスト:中山佳敬】

・オーディオ的音楽講座

■中山佳敬さんとは

・ビクターの社員。
・レコーディングエンジニア。
・サザンのDIRTY OLD MANのレコーディングからメインのエンジニアとなる。
・桑田さんと毎日一緒にいる。
・ルックス的には政治家の橋下に似てる
・元々はオーディオマニアをかじってた。
・車が好き。
・釣りが好き。

■中山さんはなぜレコーディングエンジニアを選んだのか?

中山さん「レコーディングという作業を見た時に一番わかりやすい仕事だった。機械いじってて、なんかテレビで見たまんまというか。音楽作ってるってこういう事かなぁみたいな。」

桑田さん「とにかくスタッフでもあるけど、レコーディング・エンジニアってのはさぁ、えぇ、オレも時々思うんだけどアーティストでもあるじゃないかって思うときもあるんだけど。中山君なんかほんと特にね。一緒にやっててね。音づくりのほら、いわば先頭に立つ場合もあるわけでさぁ、ねっ、うーん。色々あるわけで。」

■桑田さんから見て中山さんのココが凄いという所

桑田さん「僕はねぇ、まぁコレ細かい話になっちゃうけど中山佳敬さんは、僕は生音を録るのが凄く、中山くんの録る生音が凄く好きでね。生音っていうのは要するになんていうの、あの電気と通さないとうか、電気は通すんだけど、例えば僕の生ギターの音なんかをこう一生懸命こう、『ちょっと中山くん、ちょっと生ギター入れていい?』って言うと『はい、どうぞ』つって、ねっ、ブースん中入って俺がギター、ジャカジャカ、弾いてると、『ちょっとしばらく弾いてください。』『あっもうちょっと強く弾いてください。』マイクをね、いろんなとこ狙っていくわけだ。うーん。硬いピックがいいかな、軟らかいピックがいいかなって、うーん。『もうちょっと別のピックないですかね。』とかね、『もうちょっとマイクから離れたほうがいいんじゃないですかね。』とか色んな事を言われながら、うーんアドバイスもしてくれるんですけども。あのー、生ギターもそうだけど、ドラムの音をね、中山くんが録るドラムの音がすごく。』

中山さん「好きですからねぇ、なんかドラムを録るのが。」

桑田さん「あとねぇ、だから生歌であり、ドラムっては、やっぱほら、レコーディングのほら。」

中山さん「核ですからね。」

桑田さん「核じゃないですか、要だしね。これがまず上手く録れるってことが、なかなかとても重要な事だよね。」

中山さん「そうですね。最初の最初ですからね。」

桑田さん「そうなんですよ。だから電気を通してるものってのは、後である程度ほら、あの修正とかきくけどもさぁ、ドラムとかね、弦だとかさ。これは。」

中山さん「弦とか、空気感がね、大事ですからね。」

■それ行けベイビー!!のサウンドについて

中山さん「いやこれはもう僕、一番401の音がすると思うんですよ。あの401、よく僕達ミックスとかしてて、その間、こう待ち時間あるときに、桑田さんが中でギター弾いててとか、する時に、こう呼びに行くじゃないですか、ちょっと聴いてくださいって。」

桑田さん「そうそう。」

中山さん「呼びに行く時に中に入ると、もうギターがガーンと、あのアンプが鳴っている音はもうまさにこの音だなぁって思うんですよ。」

桑田さん「これはどうやって録ったの?」

中山さん「これは、あのーアンプの前に、まぁ2種類ぐらいのマイクを立てたんですけど、その他に部屋のあちこちに結構もう、バァーッと無造作にマイクを置いて。」

桑田さん「アンビエンスマイクみたいな。」

中山さん「アンビエンスマイク置いて。それでこう選んだんですよね。はい。まぁ一番あそこの音に近い音っていうか。あーいう感じ、なんかライブな音がいいかなぁなんて。」

桑田さん「ちなみにこれギター先に録ったんですよね。一本ね。」

中山さん「そうですねw」

桑田さん「バラしちゃうとアレですけど。」

中山さん「そうですねwww」

桑田さん「歌あとでかぶせたんです。」

■MASARU / 桑田佳祐

桑田さん「これはアレですね、ひと月ぐらい前ですか、終わったのがね。うーん。俺あの、これねぇ、あのねヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかねぇ、そういうグループがいるんですけど、古い、そういうキーワードを出してたよね。

中山さん「出してましたね。はい。」

桑田さん「あとその、ゲンズブールがこうロックンロール履き違えて歌ったような感じとかって。

中山さん「言ってましたね。」

桑田さん「メンバーがね、これね、ドラムが松田弘でね、えー、ギター、斎藤誠、それでオルガンが片山さん、ベースがいないんです。ベースは片山さんがね、えぇー左手でオルガンで弾いてますんで。だからオルガン2台ぐらい入ってるんですけど、あとグロッケン入ってたり。」

■君にサヨナラを / 桑田佳祐

・君にサヨナラをのアルバムバージョンでマスタリング技術に魅了され桑田さんのイメージが伝わってきたように思うとのメールに対して
桑田さん「受けて側の感性もね、昨今本当に、我々いつも言うのはさぁ、今ユーザーがどういう風にさぁ、この曲どういう状況で、イヤホンで聴くとか、iPodで聴くとかねぇ、多様化してるもんね。」

■I LOVE YOU now&foreverの収録時間について

桑田さん「全部で30曲入ってて、ボーナストラックも入ってるんだけど、中山くん、これあれ、30曲さぁ、時間長いんだよね。」

中山さん「長いですねwでもいいですね、なんかあっという間に聴けちゃいますよね。」

桑田さん「聴けちゃうんだけどさぁ。すごい奇跡が起きたよね。ほら。CDって何分入るの?全部で。」

中山さん「えぇっと、79分20秒。」

桑田さん「79分20秒。これを超えちゃうとどうなんの?仮に。」

中山さん「あのー、まぁ昔からあるようなプレーヤーだと、まぁかからなかったり、パソコンで読み込めなかったり、かける事ができなかったりとか。そういう事が起こる可能性が出てくるってことですね。」

桑田さん「なるほどwそれでディスク1は何分ぐらい入ってるの?わかんないけど。でもかなりそれに近いんですよね。」

中山さん「そうですね。77分ぐらいですかね。」

桑田さん「昨今長いですよ。このアルバム。タイムが。ディスク2。さっき何分って言いました?ギリは?」

中山さん「79分20秒ですね。」

桑田さん「79分20秒。ディスク2は何分ですか?」

中山さん「79分20秒なんですよねwwwこれw」

桑田さん「やばいじゃないですかw」

中山さん「これよく入りましたね。でも。」

桑田さん「よく入りましたね。別に切ったとかそういうのじゃないですよ。どうやったんでしたっけ?」

中山さん「wwこれは、なんか。」

桑田さん「もう言っちゃいましょうよ。」

中山さん「これはなんか駆使しましね。でも。」

桑田さん「駆使しましたね。はい。あのよく僕なんかあの、マスタリングするにも曲順並べて、曲間っていうじゃないですか、曲の間っていう。だいたいあの曲間は、オレがこうね、一曲目が終わった、それおれがこう『ハイっ』なんてつってね。」

中山さん「これぐらいで次の曲がとか。」

桑田さん「曲間が3秒ですねとかいう感じになるんだけど。これ言っちゃっていいのかなぁ。ディスク2、言っちゃいましょうよ、曲間ゼロなんですww」

中山さん「ゼロどころかっていう感じですよね。ギリギリですよね。」

桑田さん「もうね、一度ね、いいじゃないかと、こういうアルバムがあっても。だからポンポンいきますよ。」

中山さん「そうですよね、テンポ感いいですよね。ディスク2はもう。」

桑田さん「うん。ね。だから要するにまぁ曲間ゼロとはいえ、余韻っていうのがあるじゃないですか、ジャーン・・・とこれで終わりだから。うん。曲間ゼロとはいえ、えぇ、とにかくでも普通のCDよりも、ポンポンといくように聞こえるかもしれません。」

■マスタリングの担当はテッド・ジェンセンですか?という質問

中山さん「その通りですね。テッドさん世界一のマスタリングエンジニアですね。

桑田さん「世界一?」

中山さん「世界一ですね。今は。」

■マスタリングとは

中山さん「マスタリングはでもあれですね、ホントに最後の最後のお化粧ですね。もうすべての曲を並べて、全体のその曲間も含めて、もう最後のCDになるマスターを作る作業ですね。

桑田さん「そうですね。うん。とにかくほら、いろんな時代時代でほらレベルが違ったり、ちょっとほら音の厚みが違ったりするから、それをまぁ、聴きやすいように揃えていくとか。

中山さん「そうですね。」

桑田さん「どうやって揃えるの?」

中山さん「あのイコライジングとか、あとは、コンプレッサーとか、まぁそういうまぁレコーディングでよく使われる機材で、こうそうですね、カラーを出していって、まぁ他の曲と揃えていくっていう。」

桑田さん「はい。なにがテッドさんは違いました?」

中山さん「やっぱあの外人の感性がやっぱりありますね。日本人にはない、なんかこうやっぱ洋楽にちょっと憧れるじゃないですか、こうやっぱり音楽やってると、やっぱりもう憧れの音だったり、もうしますしね。行ってやっぱり出来あがった音がそういうやっぱり海外の風が吹いたような、あれがまた魅力で行くんですよね。」

桑田さん「あのねぇ、まぁ今までのたとえば、波乗りジョニー今かけてみましょうかちょっとだけ。ちょっと比較してみる?今まで皆さんが聴いててくれた波乗りジョニーとテッド・ジェンセンがやったマスタリングやった新しいやつをちょっと前後聴き比べてみていいですか?」

—聴き比べタイム—

桑田さん「キックとかね、ドラムのキックなんかがやっぱちょっとあの強くでているような気が、いまヘッドホンで。とにかくねぇ、ラジオでちょっとわかりにくいかもしれないけど、音圧とかね。ちょっと音がのびやかに聴こえるとか。広がりがね。でているんですけど。」

■ハダカDE音頭が録音の最優秀賞を取ったことについて

桑田さん「大変なことですよ。年間でしょ、去年の、この曲選んでくれたの嬉しくない?」

中山さん「もう最高ですね。なんかちゃんと見るとこ見ててくれたっていう感じがしますよね。」

桑田さん「ハダカDE音頭でこれなんかやっぱりちょっと苦労したのは?まぁ編成も大きいけどさ。」

中山さん「そうですね、これはあの、レコーディングは意外とあの、演奏みんな素晴らしかったんで、プレイはそんなにテイクを重ねなかったですよね。意外とすんなりいったんですけど。」

桑田さん「斎藤誠なんか好きだしね。こういうの。」

中山さん「そうですね。上手いですからね。」

桑田さん「上手い。ね。非常に。彼なんか。」

中山さん「こん時、ちょっと、これ言っていいかわかんないですけど、あの401のコンソールがちょっと調子が悪かったんですよね。これやってる時。」

桑田さん「これいっちゃった、いっちゃった。調子悪かったの?」

中山さん「たまたま。調子悪くて、どうしようかなぁと思って、あのこう、出張録音に行くような小さいコンソールがあるんですけど、あれで、あの、こう笑いながらやってたんですよねwwあまりこうあの壊れてるってことバレないようにしようかなぁなんて思って。やってて、それが意外と良くって。結局それで全部録っちゃったんですよ。

桑田さん「あっそうなの?全然俺知らなかったんだけど、この時でもね。」

桑田さん「いや、これはいいよ。これで取ったのおいしいよ。うーん。でもあのブラスだとかさぁ、ストリングの人だとか、いろんなダビングに来てくれた人がさぁ、ほんとに楽しそうにやってくれるじゃない。うん。僕あの笑顔がすごく好きだったの。これは曽我くん。曽我くん自分でアレンジしながら、『こんな曲聴いたことないです。』っいいながら喜んでやってたのが印象的でね。うーん。」

■I LOVE YOU now&foreverの曲順と収録曲について

桑田さん「えぇっー、まぁこれは、まぁなんとなくですけども。そうなんですよ。年代順に並べましたね。えぇ。あのまぁ今回は新曲もあるしね。まぁ、アーカイブ的に並べてみようかなぁなんつってね。うん。それであの、あれですよ、ディスク2に入ってる、【声に出して歌いたい日本文学】とかね。これ一回、シングルのカップリングで出してるんですけど、どうしてもこれを入れたくてね。まぁこれが18分もあるんで、18分あるんでメドレーが、ですから79分20秒というね。そこで収まったのが色々中山さん達のご苦労もあったんですけども。」

■キッシンクリスマスについて

桑田さん「あとは、キッシンクリスマス。っていうのが入ってますね。」

桑田さん「これは中山君ミックスやりなおしたでしょ?」

中山さん「やり直しました。はい。」

桑田さん「ね、昔のマスターを?」

中山さん「探して、それでそうですねマルチテープですね。マルチテープを探して。」

桑田さん「こんな分厚いやつ。」

中山さん「分厚いやつ。」

桑田さん「昔のね。」

中山さん「はい。」

桑田さん「24チャン?」

中山さん「24チャンのデジタルと24チャンのアナログが。」

桑田さん「あっほんと、なるほど。」

中山さん「ガチャンとかかっているという。」

桑田さん「当時は今井君っていうね。この方も素晴らしいんですけども。ミックスしてくれたやつですけどもね。」

中山さん「そうですね。巨匠ですね。」

桑田さん「この曲25年前。なんですよ。たしか。とにかくあのーメリークリスマスショーっていうのがあってね。明石屋さんまちゃんが司会やってくれて、それですごく番組として成立したと思うんですけど。うーん。」

中山さん「見てました。」

桑田さん「見てましたか。クワタバンドだったんですけどね、この頃。よく仕事しまして、クワタバンドは。うん。私も急いで曲作ってほら、最後みんなでこう、大団円で歌わなくちゃいけないみたいな、シングアウトしなきゃいけないって、一生懸命曲作って、で、歌詞はユーミンに書いてもらうほうがいいんじゃないかって、よせやいみたいなそんな事、無理に決まってんじゃんよぉ、なんて。スタッフ簡単にいうなよぉとかいって、それでユーミンにお願いに行ってね、当時。彼女頭いいから、やっぱり番組の流れとか、こうなにをどうすれば全体がおいしくなるかとか多分、彼女考えられたと思うんですよ。パァーっと。いい詞だ。うん。ほんと彼女が歌えばよかったのに。なぜか私が歌いましてですね。えぇ、とにかくなんかのっぴきならぬ状況だったんですよ。で、とにかくその時のプロデューサーがね、ハウフルズっていう会社のね、菅原さん。今もやってらっしゃいますけど、この人も天才的な人で。はじめ4分ぐらいだったのコレ。でも4分じゃ短いと。うーん。それで5分ぐらいにしたの一生懸命、クワタバンド一生懸命。短いと。もうもっと感動的にするには、もっと。それでねぇ菅原さんが言ったんだよね。『転調したらどうだ?』と、今でも憶えてる。『転調?』僕は小室哲哉じゃないんだよwwで、とにかく7分何秒になりまして、とにかく長い曲が入っておりまして、楽しみにしていただきたいと思うんですけど。」

■新曲発表

愛しい人へ捧ぐ歌 / 桑田佳祐

・Disc2の一番最後に79分20秒目に入る曲。
桑田さん「これも色々苦労しましたね。」

中山さん「苦労しましたね。」

桑田さん「どの辺に苦労しましたっけ?」

中山さん「アレンジが結構2転、3転しましたもんね。」

桑田さん「そうですね。いちおうパーソナル読みあげましょうかね。桑田佳祐、ヴォーカル、コーラス、斎藤誠さん、アコースティックギター、片山敦夫、ピアノ、シンセサイザー、シンセベース、うん、片山くんのベースも好きなんです、シンセベース、原由子、ピアノ、シンセグロッケンスピール、パッド(白玉のようなコード)、角谷仁宣、コンピュータープログラミング、加藤茂、ドラムプログラミング、角田俊介、ベースをね、こうちょっとプリプロダクションに来てくれて、えぇ彼の弾いたフレーズをちょっと参考にしたんですけど。」

■中山さんがはじめて手がけた桑田さんの楽曲は?

中山さん「初めて、全部やったのはDIRTY OLD MANですね。」

桑田さん「あーそうか、サザンだ。」

中山さん「そうです。」

桑田さん「それまでがやっぱりアシスタントで。林君っていう人が。」

中山さん「そうです。そうです。」

桑田さん「アシスタントって普通何年ぐらいやんの?」

中山さん「アシスタントは長かったり、短かったり人によって違うんですけど、5,6年はやりますね、少なくとも。」

桑田さん「いろんなアシスタントいますけどもね。今はあれですもんね。リズム録りする時なんか、まぁみんなミュージシャンがいっぱいいますけどもスタジオに。大体僕と中山君と金井君っていうアシスタントの3人ね。大場くんっていう、ディレクターも後ろに座ってくれてますけど。その面子で、最後まであーでもない、こーでもないっていう時間が長いんですよね。」

■中山さんが桑田さんとお仕事して嬉しかったこと。

中山さん「いやー、まぁでも、そもそもあれですね、桑田さんと一緒に仕事出来る事が嬉しいですからね。そこです。」

桑田さん「いやん。抱いて。」

中山さん「ほんとですよ。」

桑田さん「いや、お言葉返すようですけどね、やっぱあれね、エンジニアの人がね、作るそのスタジオのムードっていうのかな、これはやっぱりムードとか音楽的環境のなんか良しあしをすべてこう、決めるっていうのかな、これはやっぱすごく逆によ、中山君みてて感じました。えぇ。」

■中山さんにとって思い出深くてこだわった曲

中山さん「まぁ、そうですね、今のミスター・ムーンライトはやっぱり思い出深いですよね。なんかあの時、こうピアノのデモをやってたりとか、してた時のあの雰囲気もなんか結構憶えてますもんね、やっぱり。」

桑田さん「あのデモって。あの」

中山さん「片山さんと二人で、ピアノのブースの中に入ってって、こうフレーズ決めて、なんかパッとやって、ちょっと録ってみようかなみたいな。」

桑田さん「中山君、中山君って呼びに行ってね。ちょっとマイク立ててちょっと録音しといてつってね。うーん。あーそうかそうか。」

中山さん「あの時にこうなんかこう全然違う所に立ってたマイクでバッと録ったあの雰囲気が良かったっていう。なんかこう、そこから始まったイメージがちょっとあったんですね。」

桑田さん「なるほどね。それで一本のマイクっていうのは?」

中山さん「それは、その普通だと、こうトークバックに使うような、会話する時に使うようなマイクなんですけど、あんまりこう綺麗じゃない、高級でもないんですけど、それがすごい雰囲気が良かったんで、それで立てて、毎回テーマ決めてて、今回全部これで録ってみようと思って、やったのがたまたま上手くいったんですね。

桑田さん「なるほど。これあれだよね。ピアノだよね。まずね。」

中山さん「そうですね。」

桑田さん「そのたとえば、その聴いてて漂う感じとかっていうのはさぁ、これは、僕、全然、中山君にこうしてくれって言った憶えはないんだけど、どうしたのコレ?」

中山さん「これはでもあの、ピアノにディレイかかってるんですよね、全体的に。まぁなんかあのピアノだけで空間が持ったらいいなぁっていう、なんかあまりバァーッと広がらずに素朴な感じて強いっていうのがいいなぁと思ったんで。

桑田さん「あんまりドラムとかベースとかギターとかそのコンボっぽく楽器入れてくと、かえってコンパクトになるからね。」

■レコーディング中の桑田さんのかっこよさについて

中山さん「いや、かっこいいんですけど、あの僕がいつもレコーディングしてる時に、リズム録る時、桑田さんコンソールの前にいるんですよね。僕はいつも桑田さんの後姿を見てレコーディングしてるんです。で、こうギター弾きながら、こう歌いながら、で、その前にはみんなミュージシャンの人達がいる、あの絵づらがカッコいいんですよね。いや絵づらだけじゃないんですけど。あれかっこいいんですよ。」

桑田さん「居場所がないからオレ最近、ブースん中にいれてもらえないからね。」